リノベーションスクールとリノベーションまちづくり

こんにちは
アークブレインの田村誠邦です。

今日は、九州でこの原稿を書いています。

実は、一昨日、昨日と、北九州で開かれて
いたリノベーションスクールに行ってきた
のです。

いつも、3泊4日の途中で帰ってしまって
いたので、最終プレゼンと打上げパーティ
に参加したのは初めてのことで、その盛り
上がりに感動でした。

前日の中間講評では散漫で魅力の乏しい
提案だったユニットも、最終プレゼンでは、
すっかり見違えるほど説得力のある提案を
しており、ユニットマスターをはじめと
するメンバーの頑張りが伺えました。

このリノベーションスクールは、2011年
8月から半年に1度、北九州市で開催され
ているリノベーションを通じた都市再生
手法を学び体験する場で、今回で7回目を
迎えています。

リノベーションスクールの受講者は、
「ユニット」とよばれる10人程度のチーム
を組んで、小倉魚町の実際の空き物件(遊休
不動産)のリノベーションによる再生と
地域の未来を考えます。

受講者は4日間でリノベーションの事業
プランを練り上げ、最終日に遊休不動産の
オーナーに提案し、スクール後に提案を
もとに実事業化を目指します。

リノベーションスクールのユニークな点は、
単体の建物の再生を超えて、どうすれば
その建物の建っているエリアの価値を上げ、
地域を生まれ変わらせる事ができるのかを
真剣に考えることです。

これまで6回のリノベーションスクールを
契機として、小倉を中心に北九州市内で
14件のリノベーションが実施され、約300
人の雇用が生まれ、小倉銀天街の歩行者の
通行人数は、この3年間で3割の増加を
示しています。

つまりリノベーションスクールは、単なる
リノベーションの実践スクールであること
を超えて、産業の再生や、まちの活性化の
手段として、極めて有力な方法なのです。

これまで、中心市街地の活性化については、
様々な助成策が講じられ、多額の国費が
投入されてきましたが、その成果は惨憺
たるものと言うほかありません。

ところが、リノベーションスクールは、
小倉家守構想という北九州市の政策を
ベースにしながらも、補助金に頼らない
民主体の取り組みで、単なる建物再生に
とどまらず、地域の雇用を増やし、まちを
元気にする成果を生み出しているのです。

この成果に注目し、今年度からは国交省が
全国の都市に、このリノベーション事業と
その担い手となる家守養成事業をセットで
推進する助成制度が設けられるとのことで
す。

このリノベーションスクールの生みの親は、
アフタヌーンソサエティ代表の、清水義次
さん。

旧練成中学校のコンバージョンの3331
Art’s Chiyodaの運営や、空きビルの多い
東日本橋地区をアートの拠点に変えた
Central East Tokyo、PPPの成功例として
知られる岩手県紫波町のオガールプラザ
等の仕掛け人として知られる人です。

説得力のあるまちづくりの理論、さらには
独特の語り口と風貌で、リノベーション
スクールでは、ヨーダと呼ばれて、尊敬を
集めています。

清水さんは、私の知る限り、都市と地域の
再生を、産業や雇用レベルでも実現できる
まちづくりの第一人者です。

その清水さんが、これまでの経験を基に
疲弊した地域や街の再生の手法を理論的に、
かつ大変わかりやすくまとめた、
「リノベーションまちづくり 不動産事業
でまちを再生する方法」という本を出され
ました。

東京都心部などのポテンシャルの大きい
地域は別として、これからの時代に必要
なのは、大規模な再開発の手法ではなく、
リノベーションなどの修復型の手法や、
地域再生の核となる人づくり、組織作りの
きめ細やかな手法です。

清水さんの書かれた「リノベーションまち
づくり 不動産事業でまちを再生する方法」
は、その決定版とでもいうべき素晴らしい
本ですので、地域再生やまちづくりに
係っている方や関心のある方にとっては、
まさに必読書だと思います。

リノベーションスクールとともに、関心の
ある方は、ぜひご覧になっていただきたい
と思います。

■リノベーションスクール@北九州
http://kitakyu.renovationschool.net

■リノベーションまちづくり 不動産事業でまちを再生する方法
http://www.amazon.co.jp/gp/4761525754/

最後までお読みくださり、ありがとう
ございました。

田村誠邦

**************************************************
株式会社アークブレイン
代表取締役 田村誠邦(明治大学理工学部 特任教授)

〒106-0032 東京都港区六本木7-3-12
六本木インターナショナルビル8F
連絡先: 03-5770-7291(平日10時~17時)
**************************************************
▼株式会社アークブレイン
http://www.abrain.co.jp/
▼ARC通信
http://www.abrain.biz/
▼クライアント・アドバイザー養成塾
http://www.abrain.biz/tamura/
▼Andozaka COIN
http://www.andozaka-coin.com/
**************************************************

購読停止は次のURLをクリックしてください
https://…

メールアドレスの変更は次のURLをクリックしてください
https://…